おでかけ療育®️協会公式ホームページ
すべての子どもたちにおでかけという日常を
「療育」とは、障がいがある子供たちが社会的に自立できるようにするために行う治療・療養・教育のことで、おでかけを通じて家と学校とデイサービス以外の社会を知ってもらう療育方法になります。(※現在では明確な定義というより非常に広い概念に発展している)
おでかけ療育は何か科学的・医学的な根拠があるというような専門的な療育方法や手段ではありません。
家族や友達との外食電車やバスを使ってのちょっとした遠出季節ごとの空気を感じるお散歩
そんな人間として当たり前のことを当たり前にするというだけのものです。
でも、自閉症や発達障がいなどちょっと人と違う強い特性や特徴があるだけで当たり前のおでかけや外出ができなくなります。
そんな「人間として当たり前のことを当たり前にする」というだけのものです。
でも、自閉症や発達障がいなどちょっと人と違う強い特性や特徴があるだけで、当たり前のおでかけや外出ができなくなります。
おでかけができない原因は、冷たい視線や奇異な目で見られるという周りの、いや日本の空気があるからです。
・冷たい仕打ちを受けた・きついことを言われた・「そんなこともしつけられないのか」と怒られた・理解者に巡り会えない・子供と出かけると涙が止まらない
「もうお出かけする勇気が持てない」
これが保護者の方の本音だと思います。
おでかけができない原因は、冷たい視線や奇異な目で見られるという周りの・・・いや日本の空気があるからです。
こうした日本の社会的空気の中で、
何が必要なんだろうか?何が欠落しているんだろうか?
と、ずっと考えてきました。
この空気を変えるにはもうどれだけ馬鹿にされても構わない!というほどの勇気と度胸を持って誰かが実践し始めるしかないと思いました。
勇気と度胸障がいがあっても当たり前に人間らしく生きる権利はある当たり前のことをするのにお詫びしながらする必要はない
これらのことを誰かが旗を掲げて立ち上がらない限り何も動かないと感じ、おでかけ療育協会の設立に至りました。
おでかけ療育協会の目標は
障がいを持つ子供たちがおでかけしづらい今の日本の空気を変える
です。
日本の空気という大きなものを変えるには波が必要です。
まずはこの協会の目標に賛同してくださった個人レベルの小さな波から始まります。
行政も大きな企業も福祉団体も、最初は見向きもしないことでしょう。
でも、自閉症児などの我が子を抱える保護者の方々が日本中で動き始めたら・・・
そしてその方々が利用している福祉事業者に「おでかけ療育を取り入れてほしい」と声を上げてくれたら・・・
その時が来たら、僕が出向いて徹底的に「おでかけ療育の本当の趣旨」を教えに行きます。必要なら、その地にとどまって生の現場で教えます。
そしていつか、全国各地に「おでかけ療育協会〇〇支部」を作り、今度は各支部が拠点となって地域に根ざしたおでかけ療育が普及していくことを願っています。
そうなればきっと「自閉っ子にもおでかけは必要だったよね」と語り継がれると思います。
それが実現したら・・・僕自身の人権も無視された扱いから学んだことが無駄ではなかったと心から思えるのです。
おでかけ療育協会 代表 加藤啓吾